CHI 2021 のテーマとロゴ / theme & logo

  • April 23, 2020

日本で初めて横浜で開催されるCHI 2021 のテーマは,Making Waves, Combining Strengths です.これに込めた意味は,本会議のロゴと,hybrid-conference event を計画しているということにも関係しています.

ACM CHI Conference on Human Factors in Computing Systems  (人と情報システムの相互作用に関する国際会議)は,ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの分野で最大かつ最も権威があるトップコンファレンスで,世界中から数千人の参加者を集めて毎年開催されてきました.そして,この分野のベテラン研究者や次の世代を担う若きリーダーを含めた参加される皆さんに,刺激的な経験ができる場を提供してきました.CHIで発表される研究は,社会や産業などに幅広く影響を与えてきました.CHI 2021 に掲げたテーマによって,論文の著者をはじめとして参加される皆さんに,ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの新発見や最新の研究成果に特に焦点を当て,現況を大きく変える波を起こしてもらうことを期待しています.

CHIには,自身の研究論文を発表するために初めて参加する学生さんから,産業界で経験を積んだ方まで,世界中のあちこちからさまざまな人が数多く参加します.異なる興味や経験を持つ多くの人がさまざまな期待を持ってCHIに集まり,それぞれの人が持つ知見をお互いに共有し,学び合います.人々は,それぞれの研究の興味や教育的背景,産業界のさまざまなニーズなどに応じて異なった軌跡をたどってCHIにやってきます.その結果CHIは,さまざまな価値観を持つさまざまな人々の強みを結集する場であると考えることができます.

会議を開催する横浜という場所とテーマは,CHI 2021のロゴにいくつかの異なる見方があることを想像させます.大きな波の形は葛飾北斎の名所浮世絵「神奈川沖浪裏」を連想させますが,これはつまり,横浜がある神奈川県の沖合を描写しています.ロゴの7色の帯は,7つの大陸の多くの国からCHIに集まる人たちの軌跡や,これらの人たちのさまざまな研究分野や参加の目的なども表していますが,全て大波の元に集結しています.そして波の動きは,これらの帯を一気に混ぜ合わせるCHIのエネルギーを表しています.赤い帯をたどってやってきた人も,帰路につく迄には,多くの別の視点からのものの見方,多岐に渡るCHIのプログラムや多様なコミュニティなどに浸り,違う色の帯に沿って帰るかもしれません.かくしてCHI 2021は,ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの分野の異なる人々,異なる分野やものの見方などの多くの強みを組み合わせて,新たな挑戦に結びつける絶好の機会となります.

横浜という地で開催される CHI 2021は,日本で初めて,アジアでも2回目のCHIとなります.横浜は日本が開国後に初めて開いた港であり,日本に寄港する最初の地,日本への玄関口です.我々日本人は長くここから世界の文化を見て,また日本の文化も外国に伝えようともしてきました.このような積極的な文化交流は,今日まで続けられてきています.CHI 2021の波のロゴは,日本の国土と海の関係を思い起こさせ,多くの人が海外からCHIに参加するためにやって来ることも想像させます.

波を起こす事によって,そしてCHIに参加される皆さんおひとりおひとりの強みを結集することで,強く,そして長く続く印象を,皆さんに持っていただけたらと思っています.

2021年5月に,皆さんに横浜でお目にかかれることを楽しみにしています.


アーロン・クィグリ/ Aaron Quigley   ・   北村 喜文 / Yoshifumi Kitamura
CHI 2021 General Chairs
generalchairs@chi2021.acm.org


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